TMSセカンドオピニオン外来で相談できること
・TMS治療とは何かについて教えて欲しい
・自分あるいは家族に関して、TMS治療の適応について教えて欲しい
・現在、他院にてTMS治療を受けているが適切な医療を受けているのか心配
・当院にてTMS治療を受けることができるか知りたい
TMSセカンドオピニオン外来を受けるにはどうすれば良いか?
1枠30分(12,000円):毎週火曜日18時~21時もしくは不定期の木曜日18時〜21時の枠でご予約ください(受付締切は終了時間の30分前となっております)。
TMS学術・技術顧問野田賀大医師について
TMS学術・技術顧問の野田賀大医師は、TMSをはじめとしたニューロモデュレーション治療および臨床研究にこれまで12年以上携わってきており、日本を代表するrTMS治療の第一人者です。野田医師は、日本だけでなくrTMS臨床研究のメッカであるトロント大学Centre for Addiction and Mental Healthにも約5年間留学し、そこではダスカラキス医師、ブランバーガー医師、ダウナー医師、チェン医師をはじめとしたTMS業界の世界的リーダーに師事し、最先端のTMS治療技術や様々なノウハウを学び、研鑽を積んできております。
これまでの日本及び海外での実績としては、症例経験数では550例以上、治療件数では延べ10,000セッション以上の経験があります。また、本邦でも保険適応になっている標準的なrTMS療法だけでなく、シータバースト療法やDeep TMS療法など最新の治療技術にも精通しており、これまで数多くのrTMS臨床研究に従事してきております。
さらに、野田医師は研究学術面以外にも、臨床TMS研究会事務局世話人、日本精神神経学会ECT・rTMS等検討委員会、日本うつ病学会ニューロモデュレーション委員会、日本臨床神経生理学会脳刺激法に関する小委員会、The Japanese Stimulation Therapy Society評議員をはじめとした各学会・研究会の委員を務めており、関連機関と緊密な連携を取りながら、TMS治療の安全性の確保および治療方法の最適化、治療効果の最大化を目指し、日々精進しております。
新宿駅から公共交通機関あるいは自動車で2時間以上かかる場所に お住まいの方に対しては、以下に述べるいくつかの理由で 当クリニックでの治療をお勧め致しません
最初のrTMS初診外来を受診することができたとしても、その後の急性期rTMS療法は開始後、継続的に6週間通院する必要があります。その後の持続療法(ブースター治療)の可能性も考慮すると最低2か月間の治療期間を見ておく必要があります。
また、rTMS療法はすべての患者さんに適しているわけではありません。うつ病の場合、20%程度の患者さんには効果がなく、別の40%程度の患者さんには部分的な改善しか見られません。また、うつ病以外の他の精神疾患に関しては、まだ研究段階ということもあり、rTMS療法による奏効率はうつ病よりも低くなる可能性があります。
rTMS療法が奏功しても、効果は必ずしも永続的なものではありません。通常、rTMS療法の効果は約4~12か月続きますが、場合によっては2~3か月で再燃再発するケースもあります。その場合、ブースターセッションによる持続療法の実施が必要になってきますが、東京近郊にお住まいでない方の場合、適切なrTMS治療の継続が困難となります。
新宿駅から公共交通機関あるいは自動車で2時間以上かかる場所にお住まいの患者さんの場合、以下の条件を満たすことができる方のみ、当クリニックでのrTMS療法の実施が可能になります。
・新宿までの往復の交通費と2~3か月間の新宿近郊での宿泊の手配ができる方。
・rTMS療法が奏功しなくとも、これらの費用を負担する準備ができている方。
・rTMS療法が奏功した場合に、持続療法や維持療法を物理的に継続できる方。